肌が本当にほしがっているものは?
■■・・・知っている人は知っています
こういった業界ですから、これを読んでいただいた皆さんは、これからはテレビコマーシャルにはあまり感化されず、極力安全な製品を使用していただきたいのです。
化粧をするな!なんて事は言いません。
あまり潔癖になる必要はありませんが、まずは出来る範囲で安全だと思われる製品を使っていただきたいのせす。
こういう事は知っている人は知っています。 たとえば業界の方達です。 わたしの身近な人間に家族に自社取り扱い製品を使わせない人がいます。
■■・・・肌の気持ちになってかんがえよう
肌の健康を考えるには、まず肌の気持ちになって考えること だとおもいます。
小幡由樹子さん著「キッチンでつくる自然化粧品」の中にとてもよい文章があったので読んでくださいね。
肌にやさしい、肌をいたわる、肌によい・・・・・・こんなキャッチコピーよく見かけます。 肌は、私たちの体を包み、守る。 体温を調節し、そして呼吸する。
肌はとっても働き者なのです。 だから、いたわってあげたい。 やさしくしてあげたい。
でも肌は何をしてほしいんだろう? 肌にやさしくするって、いったい何をしたらいいのでしょうか?
肌の気持ちになって、ちょっと考えてみましょう。
肌はきっときれいでいたいにちがいありません。
汚れたままはたぶん好きではないでしょう。 適度に清潔で、肌が活動しやすい状態でいたいんだと思います。
水や石けんでやさしく洗ってもらえるだけできっとうれしいはず。 だからって、過剰なまでにゴシゴシ洗われるのは好きではありません。 2度も3度も洗われて、自分で出していた皮脂まで奪われてしまったら、また必死で皮脂を出さなければいけないから。
いくら働き者の肌だって、そんな余計な仕事は好きではないはずです。
けれども必要以上にあれこれべったり塗られたり、相性の悪い物をぬられるのは好きではないのです。
肌は自分で潤うことが出来ます。 その機能をまるまる奪われてしまうのは、どうも気分が悪いらしいようです。
気分を害した肌は、ブツブツを作って抵抗します。
(中略)
スキンケアとは、こんなふうに肌がほしがっているものを考え、最も良い状態をつくってあげることです。
(後略)
「キッチンでつくる自然化粧品」小幡由樹子さん著p12より
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■■・・・スキンケアの主役は自分の皮脂
(化粧品ではありません)
肌の健康を真面目にかんがえていくと、自然に健康な肌のためのスキンケアの主役は化粧品ではない事がわかってきます。 ましてや、化学物質で作られた化粧品や合成界面活性剤で皮脂まで根こそぎ落とされ、細胞まで痛めつけるのはうれしいはずもなく、何年かすれば肌の労働意欲はすっかり低下します。
人間は自分の皮膚を守るために皮脂を分泌しています。 このことから考えれば、皮脂というのは最も有効なスキンケア成分であることは当たり前のことです。
それを悪者のように扱い取り去ってしまうのは大きなまちがいです。アトピーや肌荒れで悩んでいる方。 『肌の健康』を考えるなら、まずはじめにこの皮脂を大切にしてあげてくださいね。
知り合いの女性の話ですが、以前美容院で”頭皮のケア、キャンペーン”とかで、無料で頭皮の洗浄をしてくれたそうです。
アルファウォーター?とかを頭皮にかけながら、マッサージをします。 最後に頭皮を拡大カメラで見せてもらい
「ほら!、毛穴の皮脂もしっかり取れて、きれいになりましたよ!
スッキリしたでしょ〜」
その奥さんは、家に帰ってからひどい頭皮の痛みを感じて皮膚科へ行きました。 皮脂による保護がなくなってしまった頭皮全体がひどい炎症を起こしていたそうです。
美容院でも、こういった間違いに気がつき本当のスキンケアに取り組んでいる美容院があるようです。
アトピー性皮膚炎について
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