アトピー性皮膚炎と化粧品
■■・・・たとえば
例えば水分を補うのには、江戸時代から美人水と呼ばれてきたヘチマ水。
ただこれも多くの場合防腐剤が添加されている物が多いので、全くの無添加で低温殺菌処理だけされている製品、へちまスキンローション、または天然水で出来たローションなどがよい思います。
また油分を補うのは、人間の皮脂となじみがよい物、例えば馬油クリームなどは古くから火傷の薬にも用いられてきた民間治療薬でアレルギーの可能性も非常に少ない自然の油脂です。この油脂には人間の皮脂の中に多く含まれるセラミドの働きをサポートするなど、アトピー性皮膚炎にもいい働きが期待できます。
■■・・・補足
今回は化粧水を例にとってお話ししましたが、このお話しはスキンケア製品全般のお話です。
よく乾燥に悩む方が乳液をご利用になっているケースが多いのですが、<乳液>というのは別にミルクを使っているわけではなく、水と油を合成界面活性剤(乳化剤)で混ぜ合わせたものです。<乳液>は一般的に化粧水よりも合成界面活性剤(乳化剤)や合成ポリマーの使用量が多いですから、<水ぶくれ化粧水>よりも、さらにご利用はお勧めできません。
以上ご理解頂けましたでしょうか?
アトピー性皮膚炎、またはこれまで色々なスキンケアを行ってきて、化粧品に疑問をお持ちの方は、是非お肌の仕組みを理解して、長い目で健やかな肌でいられるようにご参考にしてくださいね。
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