アトピー性皮膚炎と化粧品【どんなスキンケア製品を使えばいいのか?】

アトピー性皮膚炎とスキンケア(石鹸/化粧水)

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アトピー性皮膚炎と化粧品


■・・・どんなものを使えばいいのか?


アトピーと化粧品 ココまでのお話を読まれて、

「そんなことはない!有名なモデルの○○さんだってこの化粧水使ってるんだもん」

「50才過ぎても、あんな綺麗な肌してるじゃん」

って思われる方も多いと思いますが、化粧品のコマーシャルに出てくるモデルさんや女優さんは、別格と考えてください。美容整形をおこなうのは当たり前の世界ですし、彼女たちは美しく見せるプロなのですから。
わかりますね。

では以上を踏まえ。どんな物を使えばいいのか?を説明しますね。

安全なスキンケア製品を
なるべく安全な成分で単純な組成のスキンケア製品

アトピー性皮膚炎は、アレルギーですから、アレルギーの原因となる成分を用いていないということが大前提となりますよね。
これは自然成分だから良いというわけではありませんが、古くから広く用いられているような素材は一般的にリスクは少なくなります。
また成分の種類も少ない方が安全ですし、もしご自分に合わない場合でも原因となる成分がはっきりわかります。少なくとも訳のわからないカタカナの成分がぎっしり並んでいる製品は使うべきではありません。

欧米式の<水ぶくれ>導入型製品は避ける

アトピー性皮膚炎の場合、皮脂分泌が少なくバリア機能が弱い特徴があります。乾燥して、外的な刺激に弱いのもそのせいです。
この状態でこれまで説明した<水ぶくれ>スキンケア製品を行うと、タダでさえ弱いバリアがさらに破壊され、急速に外部の成分が肌の中に浸透していきます。またその際に化粧水以外の色々な物質も肌の中に浸透する可能性が大きくなります。
こういう状態では、その化粧水の成分自体には問題がない場合でも、大きなリスクを伴うことになります。




■・・・わかりやすくいうと


合成界面活性剤つまりアトピー性皮膚炎の方に限らず、健康なお肌でいたいすべての人達が用いるべき化粧水は、

●合成界面活性剤、合成ポリマー不使用
●単純な成分
●わかりやすい成分


であるべきです。

アトピーにはスキンケアの基本は、清潔、保湿、紫外線対策です。
化粧水の役割は保湿で、そのために必要な成分は、水と油。潤いを与える水分と、その水分を逃がさないようにする油分です。
※肌のバリアを形成しているのも、細胞間脂質(皮脂)と水分です

この2つを1つの製品でまかなおうとすると、水と油なので、ドレッシングのような状態で混ざりません。無理に混ぜようと思うと界面活性剤(乳化剤)が必要になってしまいます。
だからといって合成界面活性剤を用いた製品は、もっとも理想的なスキンケア成分であるご自分の皮脂を破壊してしまうので、本末転倒です。
これらを別々の製品で考えるのがベターです。

だから水分を補う化粧水と、油分を補う油脂は別々に考えるのがいいのです。

例えば水分を補うのには、江戸時代から美人水と呼ばれてきたヘチマ水。
ただこれも多くの場合防腐剤が添加されている物が多いので、全くの無添加で低温殺菌処理だけされている製品、へちまスキンローション、または天然水で出来たローションなどがよい思います。

また油分を補うのは、人間の皮脂となじみがよい物、例えば馬油クリームなどは古くから火傷の薬にも用いられてきた民間治療薬でアレルギーの可能性も非常に少ない自然の油脂です。この油脂には人間の皮脂の中に多く含まれるセラミドの働きをサポートするなど、アトピー性皮膚炎にもいい働きが期待できます。


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