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竹はイネの仲間？！
竹はイネ科の仲間だって知ってました？
「うっそ〜 そんな馬鹿な！ 」
これホントです。
イネワラをよく見ると、竹のように中空構造でちゃんと節もありますね。イネが巨大になった姿を想像すると、少しは竹に近いということが、なんとなく想像できませんか？（わたしだけ？）
竹は１００年程に一度花を咲かせます。この花はイネの花とそっくりです。 といっても僕も見たことはないのですが・・・
日本にある竹の種類は、何と６００種類！もあるそうです。
良く耳にするのは、孟宗竹（モウソウチク）、真竹、淡竹（ハチク）でしょうか。
もの中で最も有名なのが孟宗竹ですね。タケノコなんかは、ほとんどが孟宗竹だそうです。
しかし、この孟宗竹は実は中国人なんですよ。日本の在来種ではないんですね。
しかし、この孟宗竹は日本の庭園にもよく用いられていますし、日本の工芸品にも用いられていますから、すっかり日本に帰化しちゃってますね。
処刑も出来る 竹の生長力
孟宗竹って、一日でどのくらい生長すると思いますか？
10cm？20cm？
” ブッブ〜ッ ”
な、何と１ｍ以上も生長します。 １日で１ｍです。
故事に”ハチクの勢い”って聞いたことがあるでしょ。
「ネオナチュラルの売り上げはこのところハチクの勢いで・・・」って感じです。（大うそです）
でも、これは成長が早い事のたとえではなくて、竹を割るとき勢いから来ている故事だそうで、漢字でも破竹って書きます。 チャンチャン。
竹の子供って見たことありますか？
竹の子？ う〜ん もう少し大きくなって高さが２ｍ位の奴です。
たぶん、見たことありませんよねえ。
わたしもあちこちの竹林に調査に行きますが、１度しか見たことないです。
これはですね。 見るのは至難の業なんですよ。
タケノコが、少し地上に顔を出すと、それはすごい勢いで土壌深くから養分を吸い上げ生長し、あっという間に親竹と同じ背の高さになってしまうんですよ。 何しろ１日で１ｍ以上伸びちゃうんですから！
だから、タケノコが採れるシーズンによく観察しないとお目にかかれません。
悪い事をした奴は、タケノコが出てきそうな場所に１週間ほど強制的に座らせるって刑罰はどうでしょうか？
代官： 禿助！おまえを財務諸表隠匿罪で、
竹林座禅の刑、１週間に処する！
禿助： お、お代官様。 せめて３日に・・・
・・・あまり想像したくないですか？ （＾＾；；
竹林の拡大の問題が問題だ！？
竹林は年々拡大しているそうです。
その一番の原因は石油から作られるプラスチック製品の台道にあります。
プラスチック製品が出る前には、本当に多くの物が竹で作られていました。 台所用品から日用品、建築材料まで竹の持つ優れた特性を存分に発揮していたんです。 それに竹は成長が早いので資源不足になる心配もなかったんです。
もう一つの要因は、里山の荒廃にあります。
昔、里山は近隣の人たちにとって貴重な生産の場でもあり生活の場でもあって、程良く管理されていました。
こういう場所にはタケノコを採るために竹林もある場合が多いのですが、管理する人がいないために里山に竹が広がっているというのが現状です。
昔だったら、自分の土地に竹が侵入してくれば
「おっタケノコだわさ！」 ってんで、すぐに胃袋の中だったんでしょうけどね・・・。
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